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ファイザーの「9割」ワクチンはコロナ制圧の号砲か?③

2020/12/02

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 -JB press- 2020年11月11日記事

『ファイザーの「9割」ワクチンはコロナ制圧の号砲か』

https://news.yahoo.co.jp/articles/fcf11fff24c5beb3c12424070f2708ab08e35de3   >



■ 内部への侵入や増殖を阻止する薬剤も開発中

さらに、ウイルスが細胞に入った後、内部で増殖するのを阻止する薬剤も開発が進んでいる。

トランプ氏は、クロロキン(ヒドロキシクロロキン)を治療薬として重視していると報じられたが、これはウイルスの細胞への侵入を阻止する薬だ。マラリアの薬として使われているものを転用したものだ。同様にウイルスの細胞への侵入や融合を拒む薬剤開発も進む。

小野薬品工業が進めるカモスタットメシル酸は、細胞表面にある「TMPRSS2」というタンパク質分解酵素の機能を阻止するものだ。もともと膵炎の薬だが、ウイルスが細胞内に侵入する時に機能するこの酵素を阻止する。日医工のナファモスタットも同様な作用がある。

さらに、細胞にウイルスが入った後に、増殖を防ぐタイプの薬剤の開発も進展する。

その一つが、承認されているレムデシビルで、ウイルスの元になるRNAの増殖を抑える薬剤となる。

さらに、富士フイルムのファビピラビル、商品名アビガンは承認申請に進んだが、これはウイルスの増殖に必要となるRNA依存性RNAポリメラーゼの機能を阻止するものだ。ウイルスは細胞内でコピーを繰り返していくが、その時のいわば「コピー機」を機能停止にする効果がある。

同様に、中外製薬の親会社であるロシュが10月に、アテア・ファーマシューティカルズと協業し、「AT-527」の開発を進めると発表している。これもRNAポリメラーゼの機能を阻止する薬剤だ。

新型コロナウイルスが増殖する際にはRNAのコピーが生成され、このRNAに基づいてウイルスの本体になるタンパク質が作られる。新型コロナウイルスにも、S(スパイク)、E(エンベロープ)、N(ヌクレオカプシド)、M(メンブレン)といった本体の構造を形作るタンパク質がある。これらは薬のターゲットになるため、武田薬品工業は抗がん剤として開発しているSUMO阻害薬「TAK-981」を、ヌクレオカプシドタンパク質の生成を阻害する薬剤として開発している。

新型コロナウイルスは、増殖の特徴として、自分自身のタンパク質を分解しながら、必要なタンパク質を切り出す特徴がある。この仕組みに関係しているのがタンパク質分解酵素だ。3CLプロテアーゼやPLプロテアーゼといった新型コロナウイルスが持つタンパク質の生成を邪魔する薬剤開発も進んでいる。ベルギーのユーシービーグループのほか、群馬大学がウイルスの持っているタンパク質分解酵素に働きかける薬剤開発を進めている。北里大学が進めるイベルメクチンやエバーメクチンも同様な効果があると予想されている。


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④に続く




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